資本金の決め方(会社設立時の決定事項4)

平成18年5月に会社法が施行されたことにより、資本金についての制限が無くなりました(同時に、新たに有限会社を設立することはできなくなりました)。したがって、株式会社の資本金はいくらでも構いません。 ところが、かつて会社を・・・

資本金の決め方(会社設立時の決定事項4)

平成18年5月に会社法が施行されたことにより、資本金についての制限が無くなりました(同時に、新たに有限会社を設立することはできなくなりました)。したがって、株式会社の資本金はいくらでも構いません。

ところが、かつて会社を設立するためには株式会社では1,000万円、有限会社ならば300万円の資本金が必要でした。そのため、例外はありますが、一定期間以上存続している株式会社では、資本金が1,000万円以上の場合が多いのです。

会社の資本金は、登記簿謄本(登記事項証明書)に記載されますから、取引先の目にも触れることとなります。よって、資本金が極端に少額な場合、対外的な信用を得るのに問題が生じるかも知れません。

会社設立後に、資本金を増やす(増資)ことも可能ですが、費用も手間もかかります。よって、会社を設立する時点で、最低でも100万円、可能であれば、かつて有限会社の最低資本金であった300万円位にするのがベストだと思われます。

ただし、株式会社を設立するのが、対外的な信用を得ることを主目的とするわけではなく、業務の都合上、会社組織(法人)であることが必要だからというような場合や、元手が不要ですぐに利益が出ることが確実な事業(ふつうはあり得ない?)を行う場合にはこの限りではありません。

なお、資本金は、会社設立時に出資者(発起人)により払い込まれるものですが、会社設立後は、備品購入や運転資金にあてて差し支えないのであり、そのまま保管しておかなければならないわけではありません。よって、当面の運転資金を事前に準備するという意味からしても、ある程度の資本金はどうしても必要でしょう。

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